ご参加ありがとうございました。

 今回7月の子育てママのためのマネー講座テーマは、「この秋、消費税増税はどう変わる?~使えるおトクを見逃すな!~」ということで、消費税増税を取り上げました。

私達の家計行動や将来のライフプランは、税金や社会保障の施策によって、影響を受けるので、その動向はとっても重要ですね。

でも、サラリーマンだと、税金や社会保険料等は給与から自動的に差し引かれるのでどうしようもないし、その計算も何だか複雑で気に留めることは少ないようです。

麻生さんの「年金生活者の2,000万円準備問題」も大騒ぎされていたけど、新たなニュースにかき消され、あっという間に忘れられてしまうのかも。

今回は、このように普段考えることが少ない家計と税金や社会保障との関係を考える良い機会となりました。

そして、難しいテーマなのに、ステキな子育てママさん達が色んな意見を出してくれました。ありがとうございます!

どうして増税するの?

消費税増税の背景を調べていくと、借金比率の大きい我が国の財政や今後増大するであろう社会保障支出の内容が明らかになっていきました。

特に団塊の世代等の高齢化により社会保障支出の増大は今後も続くし、そのための借金や支出は現世代のみならず次世代も負担せざるを得ないことは避けられそうもありません。

今回の増税に伴う景気対策

過去の消費税増税時に経験した景気減速を避けるため、大型・多数の景気対策が準備されているのが、今回の増税の特徴です。

なので、これらの景気対策を使えるならうまく使いこなしていくこと。

それが家計のおトクにつながります。

中でも「キャッシュレス決済にポイント5%付与」が期待大とも言えそうですが、5%のポイント付与につられて、過大支出をしないことが重要です。

ポイントがつくと、ついおトクだからと言い訳して余計なものまで買ってしまいがちですよね。特にクレジット払いだと、ほぼ制限を受けることがないので、要注意。

今後もwatchし続けよう。

今回の消費税増税は軽減税率制の導入で、従来の8%と増税後の10%の2段階がまえとなり、増税の影響を和らげようとしています。

でも、海外では消費税率が20%に近い国も散見され、増大する社会保障支出を考えると、日本もこのまま10%の税率であり続ける期間は限られてしまうのでは?

おりしも参議院議員選挙日が目前となっています。

増大せざるを得ない税金や社会保障をどのようにみんなで負担していくかは、私達や私達の次世代にかかわる問題とも言え、政治の動きをwatchしつつ、みんなで良い解決方法を見つけていきたいですね。

輝け!子育てママ

参加される子育てママの皆さんは、お金の管理意識のみならず、学習意識そしてやる気も高い。

こうしたママ達にお会いすると、子育てしながら、潜在的なチカラを持ったママ達がたくさんいることを痛感します。

そして、未来に対する心配があるとしても、それを乗り越えるチカラをもちあわせた世代がいる限り、未来は悪くないぞ、と思ってしまいます。

次回、9月に子育てママのマネー講座を再開します。また、元気な皆さんに会えるのを楽しみにしています。