2021年もあと3ケ月余り、来年の確定申告は大丈夫?

今年に入って、ブログ更新しないまま早9ケ月!

コロナ禍により移動自粛の生活がいつまで続くのかと思いながら季節は秋。

時間だけはしっかり過ぎていて、今年もあと3ケ月余りとなってしまいました。

そこそこ仕事が入っているという個人事業主の皆さんは、そろそろ来年の申告に向け、今年の税金について対策を考えておきたいところです。

年が明けてから、確定申告してほしいと依頼されるケースは少なくないのですが、それだと税金対策の提案も限定されてしまいます。

もっと早くに依頼していただけたなら、やりようもあったのに…と残念に思うことがしばしば。

特に、助成金の給付を受けたりした場合に出たとこ勝負で申告してしまうと、思いがけず大きな所得税、住民税、健康保険料、そして所得税の予定納税…と、納付書等が来年3月から6月にかけて次々と送られてきてしまうという事態になるかもしれないのです。

1.直近の所得を知る

まず基本としておさえておきたいのは、直近の所得を知るということです。

これを知らないで、年があけてから締切ぎりぎりに自分の所得についてとりまとめるのは、おトクのチャンスを逃す残念なこと。

ぜひ、今の自分のおサイフの中身を調べるように、今のうちに今年の所得についてどうなっているかを知っておきたいですね。

2.今年の所得を予想する

直近までの所得がわかるなら、あと3ケ月の所得も目星がつくはずなので、今年の所得を予想します。

必要経費はビジネスの内容にもよりますが、直近までの必要経費から予測がつき、個人の場合はそれほど大きくぶれることは少ないです。

売上のほうは、これは、動くかもしれませんね。今の段階なら固い数値で見込んでおきます。

3.対策を練る

今年の所得が見込めたなら、しめたもの。

考えていたより大きな所得なら、どんな対策ができるか余裕をもって考えることができます。

積極的な販促活動を行う、最新機器や大型資産を購入するなど、余裕をもって選んだ先行投資を年内に実行することにより税金対策ができます。

税務上の恩典も検討しておきたいですね。

また、今期だけでなく来期の予想が立てられ、それにかかわる税金をどうするかも考えを広げておくことができます。

税金のためのビジネスではないけれど、ビジネスと税金は切っても切れないもの。

ぜひ、今のうちに今期の所得に対する対応策を考えておいていただくことをお勧めします。