新米事業主はじめの一歩【今年もあとわずかになりました】

クリスマスも間近にせまり、今年もあとわずかになりました。暮れの挨拶廻りに忙しく立ち回りながら、今年始めた事業の成果を総括されているのではないかと思います。

サラリーマンから見たら気ままなように思えた個人事業は、確かに自由だけど、すべてが自己責任で、収入は自分次第という不安定なものでした。あらためて、サラリーマンは、「サラリーをもらう人」という組織の部品であっても、逆にその組織に守られていたということを実感しました…。

ここで、個人事業主は自分の思いに従って働くという仕事の原点を手に入れた以上、もう後戻りはできませんよね。自分を信じて、やれるところまでやる、そんな思いで新しい年のプラン(特に売上)を立ててみませんか。

来年のプラン-販売計画

事業計画ほど手間をかけて作らなくても、せめて「売上を増やす」ために販売計画を立てておきましょう。

1年目は、事業を始めることそのものに時間を取られました。

2年目は、売上を軌道にのせることに時間をかけましょう。

最低でも3ケ月毎に、売上強化商品や売上強化先とそのプロモーション方法を考えます。その際には業界での季節性も加味しておきます。売上単価と見込み数量を乗じた予想売上高や重要な経営指標となる数値たとえば顧客数やアイテムごとの販売数量の予想数量も立てておきます。

そして、作った販売計画を廻りの人に宣言してはいかがでしょうか。宣言することで自分を追い込むことができますし、廻りの人の協力につながる可能性が出てきます。

大げさな計画でなくメモでもよいと思います。このメモを時々引っ張り出して眺めながら、計画と実際との差異を認識する、そして、次の手を打つ。これを繰り返すことで、少しでもよいから軌道に乗り始めるよう前進しましょう。

来年のプラン―健康

事業の立ち上げなどで、今年はとにかく手探りで頑張ってきましたが、年暮れを迎えたこの時期は、少し立ち止まって自分の健康を振り返ることも大切です。

サラリーマン時代は会社が健康診断を準備してくれていました。でも、個人事業者はもっとも大切な経営資源である自分の健康を、自分で積極的に守らなければなりません。人間ドッグや定期健康診断の受診を計画に組み込んでおきましょう。

まとめ

 簡単でよいので、来年の販売計画を立てましょう。販売単価、数量、顧客数などメモ程度でもかまいません。記録して実績と対比することが大事です。

● 健康診断を受診しましょう。

新年まであと少しとなりました。残された時間も来年の売上アップに向けて種まきしておきましょう。