毎日同じように過ごしながらも、確実に季節は移り変わっていて、もう師走となりました。色づいていた木々の葉もかなり落ちて、寒そうな枝が広がっています。
税務対応始めていますか
12月にもなりますと、個人事業主の皆さんは、今年一年の売上や利益が気になってきますよね。
特に、今年新たに開業された個人事業主の皆さん、確定申告の準備は進んでいますか?
無料税務相談で、新規開業事業者から色々相談を受けますが、
多くの方は、
税務や社会保険などの雑多な仕事は後回しにしてきちゃったけど、士業の人に頼むほどでもないし、役所にでも相談して自分でやってみようかな…。
そんな感じです。
最初は専門家へ相談してみたら
そうですよね。
新規個人事業主は、ビジネスの立ち上げが第一優先だから、どうしたって税金に関することを詳しく考えるヒマがありません。
最近は、確定申告書の作成も、国税庁HPの確定申告書作成コーナーがとても充実しているので、これを利用して何とか乗り切る。
ご自分で対応されるのは、ビジネスを直接理解する観点から、けっして悪くはない選択だと思います。
でも、「最初だけ、専門家に関わってもらう」というのは、どうでしょう?
というのも、どんな仕事もその業務が初めてなら、手探りでやるより、その道の経験者や専門家のアドバイスを受けたほうが安心で早いからです。
そして、大事なことは、新規開業の場合、
新規開業上の税務上の取扱いに注意を払っておくと役に立つ、という場合が少なくないからです。
たとえば、減価償却計算は最初に選定した方法をその後ずっと継続することが求められるので、最初が肝心です。開業時に特有の「開業費」の会計処理も、開業年でこそ注意を払うことができる部分です。
税務上の数字の捉え方も、ご自分の感覚とは相違するかもしれませんね。
何より青色申告事業者を選択した場合に、「貸借対照表の作成」が結構悩みどころだったりします。
税務相談に来られる方の申告書を見てますと、もう少し丁寧にできていたら、と思える箇所があります。
税務署に問合せるのもありなのですが、時間をかけづらいし、個人事業主にとってのベストを教えてくれるかどうかは別の話です。
そこで、
最初だけ、ちょこっと専門家に確認してもらう。
何年かして、だいたいわかってきたなと思ったら、自分でやっていく。
そういうやり方はいかがですか?
ぜひご一考いただければ幸いです。